11月1日、万聖節の美しい灯火
サマータイムが終了
秋から冬に移ろうこの季節はなにかとイベントが多く、ブログの更新頻度が高くなってまいりました⛄️皆様はいかがお過ごしでしょうか?
10月31日午前3:00にサマータイムが終わったそうで、日本との時差が1時間ずれました。(7時間→8時間)
家中の時計とスマホ時計の時間が急にずれたので変に焦ってしまいましたが、冬時間の存在をすっかり忘れていました。笑
色々と不便なので時間直さなきゃ〜💦
そういえば、サマータイムが2021年に廃止されるという記事を見かけけど、結局どうなったのだろう...?
そして、今日から公共交通機関内でのマスク着用が義務化されました。(罰金あり)
これ以上感染者数が増えませんように......
万聖節 Mindenszentek
さて、突然ですが11月1日は何の日かご存知でしょうか?(もうタイトルに書いちゃってありますね笑)
ハンガリーでは11月1日はキリスト教の祭日である万聖節(諸聖人の日)があり、日本でいうお盆・お彼岸の様な祝日となります。
翌2日は万霊節(死者の日)となり、1日から2日にかけて毎年お墓参りをするそうです。
雨の中、万霊節にもお墓に参りましたが、万聖節の方が賑わっていた印象です。
この時期になるとマーケットやスーパーでは万聖節用のキャンドルやランタン、リースが売り出されます。(SPARでも売っていた)
墓地前のマーケットで売られていたリース。
クリスマスの飾り用のリースではありません。
巨大墓地 Farkasréti temető
この巨大墓地Farkasréti temető(ファルカシュレーティ・テメトゥー)には、数多くのアーティストや選手、科学者などの偉人・著名人が眠っています。駅の目の前に墓地があるのでアクセスがとても良いです。
アクセス
トラム6番線終点のSzéll Kárman tér M
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トラム59番線Mártron Áron tér行に乗り換え
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Farkasréti temető下車すぐ
"Farkasréti temető"
📍Budapest, Németvölgyi út 99, 1124
トラムを降りると沢山の人だかりが!
TV放送局の人も来ていました。
墓地の入り口には沢山の花が売り出されており、意外にも菊の花が多いことにびっくり!
花屋で薔薇を一本購入しました🥀(600HUF)
日没時間の関係でなのか、開園時間は月によって異なります。万聖節は関係ないみたい?
ハンガリーの音楽家達が眠るお墓へ
この墓地にはB. バルトーク、G. ショルティ、Z. コダーイらが眠っています。
入り口付近にあった案内板。
分かりやすく丸をつけてみました。
(左丸がコダーイ、右丸がバルトーク)
入り口入って左側の道へ進んでいくと、木々に囲まれるようにしてバルトーク様が眠っていました。
中央のベーラ・バルトークを囲む様に、彼の家族も埋葬されています。
左には妻でピアニストのディッタ・パーストリ、妹のエルジェーベトと彼女の夫、右には母のパウラ・フォイト、母の姉イルマ・フォイト、長男のベーラと彼の妻の名前が。
薔薇を一輪供え「貴方の作品を弾かせていただきます」、と挨拶をしてきました。
すぐお隣にはサー・ゲオルク・ショルティのお墓が。師弟関係の2人が並んでいます。
さらに左に行くと2016年に亡くなった名ピアニスト、コチシュ・ゾルターンが眠っています。
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小高い丘を登っていくとゾルターン・コダーイのお墓がありました。女神の彫刻が美しいです。
その手前には、名指揮者ヤーノシュ・フェレンチクのお墓が。
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他にもヴァイオリンを持った銅像のお墓やグランドピアノの石像が乗ったお墓などありましたが、墓地でこんなに撮影してはいかがなものかと思ったので控えておきます.....苦笑
歩いている時に見かけたのですが、スポーツ選手らしき人のお墓には競技に使用する道具の石像があったり、偉人らしき人のお墓は一軒家のような立派なものであったり......
様々な形の墓石がありました。
日没後の幻想的な風景
1日の日没後にはこのような美しい風景が見られます。
赤白黄色の無数のランタンやキャンドルの灯が日没につれて幻想的な雰囲気に...。
ゆらゆら揺れる炎を見ていると穏やかな気持ちになります。
入り口付近ではプロジェクションマッピングが!
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故人に想いを馳せる大切な時間。
家族総出でお墓を綺麗に掃除していたり、キャンドルに火を灯し肩を組んでいる人がいたり、椅子に座って故人と語らうようにお墓を眺めている人がいたり......それぞれ思い思いの時を過ごしていました。
この万聖節をハンガリーで体験することができてよかったです。
あっという間に秋休みが終わってしまいましたが、冬も引き続き頑張りたいと思います!
to be continued...
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